目から鱗のピノ・ノワール

世界中で数千種類もあるといわれる、ワイン用のぶどう品種。
その一つ「ピノ・ノワール」は、赤ワインに使われる代表的なぶどうで、中には1本100万円を超えるものまで存在していますが、これが世界の愛好家の垂涎の的となっています。

ピノ・ノワールといえば、フランス、ブルゴーニュ地方がもっとも有名。
私はこのブルゴーニュのピノ・ノワールに惚れ込んで、ブルゴーニュへ飛んで醸造を学び、現地の有名ドメーヌ(ぶどう栽培から醸造までを行う蔵元のこと)で醸造を経験。その素晴らしさを広めたいとヴィノスに入社して、18年になります。

入社した頃の私はというと、ワインといえばフランス。
ピノ・ノワールといえば、ブルゴーニュ以外ありえない!

トップクラスのブルゴーニュワインは、1本数万円~数十万円するものも珍しくありませんが、それくらいの価値があるから、ある程度高くても当然、と思っていました。

そんな私が、その味わいとあまりのコストパフォーマンスに衝撃を受けたのが、ヴィノスが現地まで足を運んで買い付けてきた、カリフォルニアのピノ・ノワールです。

たとえば、「マホニー・ピノ・ノワール」。

(来週5月22日(土)より装いを新たに新ヴィンテージが到着します!)

マホニー氏は、「カリフォルニアではピノ・ノワールの栽培は難しい」といわれていた時代から、いち早くピノ・ノワールを植えて研究を重ね、ナパ・ヴァレーの「カーネロス」地区がピノ・ノワールの世界的産地の一つになるまで導いてきた、パイオニア的存在。

エレガントながら濃密な味わいに、思わず「・・・美味しい」と言葉が漏れました。

そんな私が、この「マホニー」の衝撃を超えるかもしれないと思った、もう一本のカリフォルニア・ピノ・ノワールが・・・

DNAヴィンヤーズ・ピノ・ノワール

グラスに注ぐと、ピノ・ノワールらしい赤いフルーツの芳醇な香り。上品さのあるマホニーとは少し違って、ジューシーともいえるほどの、たっぷりの果実味が押し寄せてきます。

果実の柔らかさの中に、タンニン(渋味)と程よい酸味、芯の通った骨格もあり、まるでブルゴーニュワインのような本格的な味わい・・・

このワインが生まれるのは、マホニーがある「カーネロス」に並ぶ、カリフォルニアのピノ・ノワールの銘醸地、ソノマ群の「ロシアン・リヴァー・ヴァレー」。

さらに、その中でも、「カリフォルニアの至宝」とも呼ばれる超有名ワイナリーのピノ・ノワールの畑の、すぐ隣だというのです。

そして造るのは、ぶどう農家たちと強い繋がりを持ち、地元の畑を知り尽くした、現地で40年以上の醸造経験を持つ匠、デニス氏。これだけ揃って、美味しくならない訳がない・・・

それにも関わらず、日頃から楽しめる価格でお届けできるのは、ブランドが有名かどうかにこだわらず、畑とぶどうから見極め、信頼できる蔵元との関係を築いてきたから・・・と、今になっては思います。

そんな、目から鱗のピノ・ノワール。
来週5月21日(金)まで「注目ワイン8本セット」でもさらにお得にお楽しみいただけますが、残りがわずかとなってきました。

ぜひお近くの店舗や、通販部(TEL:0120-740-790)までお問い合わせください。

寺田

【プロフィール紹介】
フランスの国立醸造学校を卒業後、ブルゴーニュ地方の超有名ドメーヌでワインの醸造経験を積む。帰国後は、生産者の想いをお客様に届け、日本でもワインをもっと気軽に楽しんで欲しいと、ヴィノスやまざきに入社。豊富な知識を活かし、買付から社員教育まで、幅広い業務を担当中。ピノ・ノワールの試飲力は、ブルゴーニュのプロからも高い評価をされている。

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