雨の中で咲く紫陽花がとても美しい季節になってまいりました。気が付けば早いもので、年の折り返しとなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 ヴィノスやまざきでは暑い時期に美味しい、毎年人気の「夏ヌーヴォー」のご予約を開始いたしました。今年は世界初！？となる、ウルグアイのヌーヴォーをリリースいたします！他では手に入らない、ぜひお早目のご予約をお待ちしております。

 今月のこだわり白＆スパークリングコースは、再入荷を果たしたシャブリの造り手から飲み応えとキレを同時に味わえる白ワインをお届けします！
入荷の関係でお引き渡し開始が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。 

白：トランブレイ・マルシーブ シャブリ 1級 モン・ド・ミリュー 2022 

ストーリー

「シャブリ」と言えば、フランスを代表する白ワインの一つ。ワインの地域的にはブルゴーニュ地方に含まれますが、いわゆるブルゴーニュとは離れた場所にあり、パリとブルゴーニュの中間、そしてかなり冷涼な場所にあります。そのため、シャブリは白ワインのみで、周辺の場所でロゼや赤ワインが少量造られています。

 今回ご紹介する「トランブレイ・マルシーブ シャブリ 1級 モン・ド・ミリュー 2022」を造るのはマルシーブ家。

マルシーブ家とはヴィノスやまざきが直輸入を始めたころからのお付き合いでしたが、生産量の問題などもあり、一時期輸入をしていませんでした。
しかし今回、とっておきのシャブリをワイン定期便のワインとしてご提供いただきました。

通常のシャブリは酸味がシャープでキレがあり、そしてシャルドネというぶどうの旨味をストレートに表現しているのですが、この1級畑の「モン・ド・ミリュー」にはボリューム感とミネラル感（「キンメリジャン土壌」というこの地特有の石灰質土壌のおかげです）が加わります。

 太古の海の底が隆起したと言われ、貝の化石なども畑に見つかります。

 ヴィノスやまざきがこのマルシーブ家のシャブリにこだわるには理由があります。
シャブリの特徴はキレのある酸味と言いましたが、冷涼な地域が故に糖度が上がらず、酸味だけが強くなってしまう傾向があります。
しかしながら、このマルシーブ家のワインは全体的に酸味と果実味のバランスが良く、全体的なまとまりが素晴らしい造り手なのです。

 2024年は残念ながら、冷涼な地域で起こる遅霜の被害がシャブリでも出ているそうです。
異常気象の影響はワイン造りにも及んでいるようですが、一生懸命ワインを造っている人々を応援するためにも、ヴィノスやまざきは造り手と皆様の架け橋になるように、このような素晴らしいワインをご紹介し続けていきたいと思います。

商品詳細

白：トランブレイ・マルシーブ シャブリ 1級 モン・ド・ミリュー 2022

味わい：透明感がある綺麗な薄黄色に、白い花の香りや柑橘系の豊かな香りが特徴です。キリッとした酸味を感じますが、決して酸っぱいわけではなくワイン全体をエレガントにしてくれる酸味です。その後に、豊かな果実味が押し寄せ、後味に感じられるキレのある酸味とミネラル感が余韻を長くしてくれます。
蔵元：トランブレイ・マルシーブ
産地：フランス　シャブリ地区
品種：シャルドネ
ペアリング：天ぷら、白身魚のカルパッチョ、お寿司（白身系）など

 最後に、次回７月のお引き渡しは、７月１５日（月）の開始を予定しております。

入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう！