2024.06.21

【蔵直Ⓡワイン定期便】6月スウィートワインコース

雨の中で咲く紫陽花がとても美しい季節になってまいりました。気が付けば早いもので、年の折り返しとなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
ヴィノスやまざきでは暑い時期に美味しい、毎年人気の「夏ヌーヴォー」のご予約を開始いたしました。今年は世界初！？となる、ウルグアイのヌーヴォーをリリースいたします！他では手に入らない、ぜひお早目のご予約をお待ちしております。

今月のスウィートワインコースは、ヨーロッパからこの時期おすすめの白の甘口ワインを2本お届けさせていただきます。爽やかなイタリア産マスカットの微発泡と、ドイツを代表するリースリングの飲み比べをお楽しみくださいませ。

入荷の関係でお引き渡し開始が遅くなり、大変申し訳ございません。

微発泡白：マンフレディ　モスカート・ダスティ
白：フォルスター　リースリング　ファインハルプ

ストーリー

まずは、イタリアから完熟マスカットをほおばったかのようなフレッシュな甘さが特徴の微発泡白ワイン。

このワインを造るマンフレディ家との出会いは、今から20年ほど前。
イタリア人の友人からの紹介で、北イタリアの小さな蔵元を訪れました。
醸造所の中に飾ってあったのは「大八車」。創業者のお爺さんが造ったワインを、大八車で行商したそうです。

ヴィノスやまざきと似ている…当店も創業1913年、現社長の祖父が大八車で行商し、お客様の声がきっかけで、静岡の日本酒や、世界の無名産地のワインなどで成長してきた家業･･･マンフレディさんと、一瞬で意気投合しました。

お客様から「美味しい甘口のワインはないの？」との声を頂き、本格赤ワインだけでなく、女性やワイン初心者にも飲みやすいワインも造り始めました。
手ごろな価格ながら、後味もきれいで丁寧な手造りのワインの味わいは、大八車から生まれたのかもしれません。

このワインは、そんな彼らが得意とするマスカットの上品な甘さと、微発泡ですっきりし、低アルコールで飲みやすい味わいが特徴の一本です！

そして、もう一つのワインを造るのは、こちらも家族経営のドイツの小さな造り手「フォルスター」。

ドイツ西部のワイン産地ナーエ地方の中でも、ワイナリーがわずか7軒しかない小さな村でぶどう栽培を行うフォルスター家。
穏やかで雨が少ない気候に恵まれているため、ゆっくりとぶどうが熟すことができ、香り高いワインになります。
日当たりのよい勾配のある畑で育てたぶどうは、手作業で丁寧に収穫しています。

フォルスター家は、もともとワイナリーにぶどうを卸す栽培農家としてスタート。
彼らのワイン造りにおけるモットーは、自然を大切にし、じっくりと時間をかけること。
自然を大切にしたぶどう栽培にこだわる彼らは、いち早く有機栽培にも取り組み、1996年にはドイツのオーガニック認証「Ecovin」を取得。
育てているぶどうは、100%有機栽培です。