ジョセフ・スワン
ブルゴーニュ好きが唸るピノノワールとシャルドネ
ブルゴーニュ好きのお客様が、「ブルゴーニュに負けない」と愛してやまない、ジョセフ・スワン。
ジョセフ・スワンは、ワインの歴史に残る素晴らしい蔵元でありながら、大きなティスティングルームや商業的なことに一切興味がなく、「高品質のワインを造ることだけ」にフォーカスしている農家。ですので、日本ではあまり知られておらず、現地の取引先の蔵元に紹介してもらうことで知り合いました。
そんなジョセフ・スワンの魅力はこちら。
①高級ピノ・ノワールを語るうえで外せない、ロシアン・リヴァー・ヴァレー、そしてスワンクローンの産みの親
創業者ジョセフ・スワンさんと、現在のオーナーでもありワインメーカーでもあるロッド・バーグランド氏が、まだ高品質のカリフォルニアワインがなかった頃から、自ら畑を選び、そしてなんとフランスの銘醸畑のぶどうのクローンまで選定して造ってきました。
いまや名産地となっている、ソノマのロシアン・リヴァー・ヴァレーの冷涼な気候に着目し、この地に最初にピノ・ノワールを植えたとされるパイオニアです。
彼らがブルゴーニュの銘醸畑から持ち込んだクローンは、今や、カリフォルニアの高級ピノ・ノワールを語るうえではなくてはならないトップ ヘリテージ クローンの一つ「スワンクローン」となり、この蔵元の畑から広がっていきました。
(彼らは大元となった自分たちの畑のぶどうをクローンではなく、「スワン・セレクション」と言っています。)
ロシアン・リヴァー・ヴァレーのピノ・ノワールが、カリフォルニアらしさの中に、ブルゴーニュの複雑味・高級感が漂う所以はここにあったのですね。
②あの超有名ワイナリーの畑より標高高く自然な畑で、徹底した低収量
彼らの代表する畑トレントン・エステートは、まるでブルゴーニュの畑名ワインのようにエレガントでありながら力強く、しっかりとした酸がありながら、柔らかな旨みがからみあう…
カリフォルニアのピノ・ノワールのいわゆる「ジャミー」なイメージとは、かけ離れた完成されたブルゴーニュスタイルです。
ナパ・ヴァレーの数10万円するカルトワイナリーのピノ・ノワールよりもブルゴーニュらしいかもしれません。
シャルドネは、カリフォルニアの同品種のグランクリュの一つともいわれる「リッチー・ヴィンヤード」のぶどうを使用。非常に人気があり希少なこの畑のぶどうを使用できるのも、彼らの人脈があればこそ。
フレッシュさや果実味が全面にくるタイプではなく、旨味と樽の風味が一体となり、心地よい、徹底した高級ブルゴーニュスタイルです。
「まるで、コルトン・シャルルマーニュ(超高級特級白ワイン)のようだ」と、ブルゴーニュの大ファンの店長もつぶやきました。
③ビジネス的なワイナリーとは違う、ワインのために人生をかけてきたゴッドファーザー
商売には興味がないのが、ロッドさん。
とにかく、収量を少なく少なくするのが、高品質ワインを造る秘訣だと、若い時に高級ブルゴーニュに学び、今でも徹底的に実践しています。
そして、ナパ・ヴァレーのフランシス・マホニーさんと共に、自分達の苗木をカリフォルニア大学ディヴィス校(醸造の世界レベル)に提供し、カリフォルニアワインの品質向上にも尽力してきました。
ワインの状態に納得がいかないと、出荷してくれないため、熟成するまで待つ必要があり、なかなか手に入りにくい時もあります。
あまりにも分けて頂く量が少なく、なかなかご紹介の機会もありませんが、もしお目にとまったら絶対にお楽しみ頂きたい。
ジョセフ・スワン
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創業1913年。お客様の求めるものを、自らの足で農家に仕入れに行き、お届けします。
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蔵元とは、親戚のようなお付き合い。 すべての方に、ワインのある豊かな生活を。

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