シュワシュワと弾ける泡が魅力の、スパークリングワイン。
お祝いのシーンに花を咲かせたり、食卓に彩りを添えてくれる華やかなスパークリングワインは、これからの暑い時期にもすっきりと飲める!と人気のワインです。
「スパークリングワインによって、翌日でも泡がまだ十分残っていることもあれば、すぐに泡が抜けてしまうこともある…」
こんな経験、ありませんか?
家飲みでスパークリングワインを選ぶ際、気になるポイントですよね。
グラスの中で立ち上るあの「泡」を造る方法が、じつは何種類もあることをご存知でしょうか?
スパークリングワインの泡立ちのきめ細かさやガス圧の強さは、造り方で決まります。
本日は、スパークリングワイン選びの時に知っておくと便利な「スパークリングワインの種類」を、代表的な造り方からご紹介いたします。
【製法その1】シャンパーニュ製法(瓶内二次発酵製法、伝統的製法)
発泡していない「ワイン」、「酵母」、酵母の栄養となる「糖分」をボトルに詰めて、瓶の中で発酵(=二次発酵)を行います。瓶内で発酵した際に発生した炭酸ガスが、長い熟成期間を経てワインに溶け込むことで、発泡したワインになります。
この製法で造られるスパークリングワインは、深いコクと複雑味のあるしっかりとした味わいに、きめ細かい泡立ちが特徴。フランスのシャンパーニュ地方で造られる「シャンパン」がこの製法で造られるため、シャンパーニュ製法とも言われます。
【製法その2】シャルマ製法
1のシャンパーニュ製法では、瓶内で発酵を行いますが、シャルマ製法では、密閉したタンク内で発酵させたスパークリングワインを瓶詰めする方法です。
ぶどう本来味わいを活かしたフレッシュでフルーティーなワインに仕上がり、シャンパーニュ製法に比べて比較的手頃な価格帯が多いのも魅力です。
【製法その3】炭酸ガス注入製法
発泡していないワインに、炭酸ガスを注入する方法です。
安定した品質のスパークリングワインを、短期間で大量に造ることができ、泡はやや粗いものになりますが、味わいはすっきり系で価格も手頃です。
この中で一番泡が抜けにくく、翌日でもシュワシュワ感をお楽しみいただけるのは、【その1】のシャンパーニュ製法(瓶内二次発酵)で造るスパークリングワイン。他の製法と比べ、長い時間と手間暇をかけて造るからこそ、しっかりと溶け込んだ泡をお楽しみいただけます。
シャンパーニュ製法のスパークリングワインは、熟成期間が長く手間暇がかかるので、どうしても高価格帯が中心です。しかしながら、シャンパーニュ製法ながら手頃な価格で楽しめ、家飲みに最適なのが、スペイン産「カバ」というスパークリングワインです!
この「カバ」に、ヴィノスやまざきの新しい仲間が加わりましたので、ご紹介させていただきます。
パラウ・レセルバ・カバ・ブリュット
大手メーカーが生産量の大部分を担っている「カバ」ではめずらしい、比較的小規模な生産者モンマルサルが造る一本です。
数々の大ヒットワインを造ってきたモンマルサルですが、手頃な価格で人気のカバ「パラウ」シリーズから、熟成期間が長いワンランク上の「レセルバ」が日本初入荷となりました!
今までご案内してきた「パラウ」に比べ、長期熟成による複雑味ときめ細やかな泡立ち、ドライで上品な味わいが特徴です!
「モンマルサル」との出会いのストーリーは、こちらから▼
https://v-yamazaki.myshopify.com/blogs/news/20200522
そしてこちらの新商品が入った「家飲みの達人」セットも、昨日から登場しています。
ぜひ家飲みをお楽しみください!
ヴぃノスやまざき 商品部
ソムリエ 保坂