「えっ、もう!?」と思われるかもしれませんが、そうなんです。
今が夏真っ盛りの南半球では、2021年のぶどうの収穫が始まりました。
当店でオーストラリアの人気No.1を誇る蔵元、カラブリア家でも収穫がスタート!
今年のぶどうの出来が気になる中、生産者から最新情報が届きました。
2021 vintage is looking very promising.
The spring months through to summer have provided us with moderate temperatures and average rainfall. The growing season has been slightly cooler than previous years, ensuring favourable ripening conditions and adequate yield in the vineyards.
White varieties are showing to be full of flavour and freshness, while the reds are promising good colour and concentration. Fingers crossed the next few months continue with favourable weather conditions and a successful harvest.
(2021年のヴィンテージは非常に期待が持てます!春から夏にかけては適度な気温と降雨量で、生育期は前年よりやや涼しく、ぶどうは素晴らしく成熟しました。今まさに収穫を開始したところで、白ぶどうは芳醇な香りとフレッシュさがあって、黒ぶどうはしっかりとした色合いと濃縮感を持っています。 収穫が続くこれから先の数週間も、天候に恵まれ、素晴らしい収穫の年となることを願っています!)
カラブリア・ファミリーは、当店でオーストラリアワインの直輸入開始当初から15年以上の人気蔵元。
オーストラリアの中でも、彼らのワイナリーがある内陸部のリヴァリーナ地区では、大量生産の大手ワイナリーも多いのですが、カラブリア家では3世代に渡って家族経営でワイン造りを続けています。
現地のワイン業界の発展に貢献したとして、過去には女王叙勲賞を受賞したこともある実力派です。
そんな彼らが造る濃厚赤ワイン「ブラック・シラーズ」は、家飲みでも大活躍。
オーストラリアを代表するぶどう品種シラーズを使用した、濃厚な果実味の飲み応えある味わいなのに、1,000円(税別)というコスパの高さが人気の秘密です。ラムチョップやローストポーク、BBQソースにもよく合い、お肉との相性がとにかく抜群です。
そんな彼らから、あまりの人気にしばらくの間品切れしていたあのワインが、再入荷いたしました。
お待たせしてしまい、申し訳ございません・・・
過去に二度、ワインコンクール「Japan Wine Challenge(ジャパン・ワイン・チャレンジ)」において甘口ワインの頂点に立ったデザートワイン「3ブリッジズ貴腐ワイン」です。
糖度を極限まで高めたぶどうから造られ、熟したアプリコットやドライフルーツ、ハチミツのような、とろける甘さがたまりません。甘さだけでなく、フレッシュなぶどうの風味と程よい酸味も残しています。
当店のデザートワインの中でも、常に第1位を誇る大人気商品。
その人気の秘密は、味わいはもちろん、コストパフォーマンスの高さにもあります。
甘口ワインの最高峰とも言われる「貴腐ワイン」は、非常に生産量が少なく、世界三大貴腐ワインをはじめとして5,000円~数万円クラスの高級なものも数多くある中で、カラブリア家では変わらず2,000円台で届け続けてくれています。
しっかりと冷やして食前や食後にそのまま、または塩気のあるブルーチーズや、デザートと合わせて楽しむと、一日の疲れもそっと癒してくれるようなワインです。
彼らのワインを飲んで、世界的に大変な状況の中でも、美味しいワインを届けようと頑張る生産者たちを、一緒に応援していただければ幸いです。
保坂
【プロフィール紹介】
JSAソムリエ。ドイツワイン上級ケナー。 大学卒業後新卒採用で入社。スーパーの売場作り、海外買付のかばん持ち、武蔵小杉店・仙台店の立ち上げ店長を経て、挫折の中から「川上から仕入れたワインを売るのではなく、お客様に喜んで頂く商品を開発することがミッション」と開眼、現職に。2017年にはオーストラリアのカラブリア家を訪問し「夏ヌーヴォー」開発プロジェクトにも参加。座右の銘は「謙虚 感謝」。