当店は海外への買付をしばらく控えておりましたが、先月より約3年ぶりに再開いたしました。
実際に訪問してみると、
ずっとヴィノスを待っていましたよ!
大変な時期に来てくれて本当にありがとう!
など、蔵元たちの温かい言葉ばかりでした。
本日は今回のフランス訪問を、蔵元の最新情報とともにたっぷりとお伝えします。
最初に訪問したのは、当店が1994年に始めた蔵元直送(蔵直®)ワインの産地でもある、南フランスのラングドック地方です。
今年は今のところぶどうは順調に育ち、衛生状態も非常に良く、収穫も例年よりも2週間程度早まる見込みで、このまま推移すれば、良年を期待できます。
日本でほとんど知られていなかったラングドック地方のワインを当店が直輸入した理由は、
「手頃な価格なのに数万円?並みの高級ワインと間違える果実味たっぷりの美味しいワインに出会ったから。」
そんな30年来の人気蔵元の一つが、シャトー・ド・ペノティエです。
今年、創業400周年記念パーティーが開催するということで、世界中から約30人の特別なお客様が招待され、日本を代表してヴィノスやまざきからも参加させていただきました。
終始まるで家族の集いのような和やかな雰囲気でした。
実は、ご招待客の中にはフランスの有名なワインジャーナリストや専門誌のワインテイスターたちも含まれ、時間が経つにつれ、料理とともに提供されるワイン評論が始まりました。
ペノティエのワインの最大の特徴は、温暖な気候の南フランスでありながら、標高が高いところにぶどう畑を多く持つため、果実味と酸味のバランスが取れた、ラングドックらしからぬワインに仕上がるところです。
白ワインがグラスに注がれ、口に含んだ瞬間、目の前にいた2人が顔を見合わせ、
なんと素晴らしい白ワインなんだ!
果実味と酸味のバランスが絶妙!
これはもはやラングドックのワインではないね!
とかなり驚いた様子。
それを聞いて嬉しくならないはずもなく、
「私たちはこのワインを日本に輸入しているインポーターです。」
と伝えたところ、日本での販売価格はいくらかと。
その価格をお伝えした時の、その2人の反応は…
それは、安過ぎる!!!
そうなんです。
私たちが長年取り組んでいるのは、産地もブランドも超えた、しかもお手頃で誰が飲んでも美味しいと感じてくれるようなワイン。
ただ、残念ながら、今回パーティーの席で飲んだシャルドネ樽熟成は、その人気ゆえに只今入荷待ちの状態です。
入荷までご迷惑をおかけいたしますが、入荷の際には優先的にご案内させていただきますので、最寄りのお店あるいはオンラインショップにて、ぜひお申込みくださいませ。
でも、今すぐ飲みたい方にはお薦めのラングドック地方の白ワインがあります!
先月、ラベルもリニューアルし入荷したばかりのこの白ワインは、当店蔵直第一号ワインでもあり、長年のロングセラーです。
もちろん今回のフランス買付ではグールガゾーも訪問してきましたので、改めてご紹介しますね。
ペノティエもグールガゾーも、私たちにとっては家族のような信頼のおける大切な存在であり、時には意見が合わずに激論を交わすこともできる同志でもあります。
先代の時代から、ひたすらお客様の声に耳を傾けて、蔵元を訪問し、愚直に商売を続けてきたからこそ、今のヴィノスがあります。
帰国したばかりで、伝えたいことがあり過ぎて、そのパッションが空回りして、まとまりのない内容になってしまいましたね。
とにかく、ヴィノスはこれからも日本全国、そして世界各国、お客様に伝えたいものがあれば、どこにでも赴き、その思いや情熱を伝え続けます。
鶴見