令和も7年に入り、年は「巳」新たなチャレンジを行うことで蛇のごとく脱皮して多くの皆様に楽しんでいただけるようレベルアップしていきたいと思います!
どうぞ、引き続きよろしくお願いいたします!!
今月の「地酒倶楽部 蔵」は、男酒の銘酒「菊姫」からとにもかくにも「先一杯(まずいっぱい)」をご用意しました。辛味のきいた奈良漬けは、冷酒でもお燗でも相性◎です!
[お酒]菊姫 先一杯(まずいっぱい)
[おつまみ]からし風味奈良漬け140g
ストーリー
【菊姫合資会社】
安土桃山時代天正年間(1573~1592)に、屋号「小柳屋(おやなぎや)」として創業、明治35年合資会社柳酒造店に改組し、昭和 3年柳酒造店より菊姫合資会社に改組しました。
妥協を排し、手本なき究極を求めて。
菊姫は酒造りを子育てと同じように考えています。愛情を注ぎ、慈しみ育ててこそ、納得がいく酒が造れると考えています。
そのための必要条件とは最上質の原料米の吟味、買い付け、そして蔵の設備などです。十分条件とは杜氏以下、蔵人の高い技術とチームワークです。そして、その中心にあるのは本物の旨い酒を毎年造り続けたいという情熱です。
日本酒は一千年を超える試行錯誤の歴史を経て、世界で類のない独創的でかつ、合理的な醸造法を確立してきました。この先人達が築き上げた技術と精神を基本としながら、新しい技術を積極的に導入してきた菊姫の酒造り。
こだわり過ぎるという方もおられるかもしれません。しかし、一の妥協がすべての妥協に連なる危険性を孕んでいます。元もと「日本酒は無形文化財である」と菊姫は思っています。だからこそ、これからも時代に流されることなく、極上のこだわりを持ち、限界のない酒造りへの挑戦を続けています。
普通酒にも酒造好適米を使用
日本酒を造るために使用される米の総量は、年間約20万トン(玄米ベース)で堆移しています。ところが実際には、酒造好適米は約8万トンしか生産されていません。つまり、良質の米をいかに確保していくかということは、蔵元の大きな課題なのです。
しかし、お米は現金で購入しなければならないので、使用している原料米には蔵元の酒造りに対するポリシーが見事に反映される結果となっています。「山田錦」は半世紀以上にわたり日本一の酒造好適米として知られている品種ですが、一つだけ欠点があるとすれば高価なことでしょうか。 菊姫は、山田錦の産地のなかでも特に評価が高い特A地域の兵庫県三木市吉川町に「村米」という栽培契約地区を持ち、高品質の山田錦を安定して入手しています。 菊姫の吟醸酒・純米酒には、全て山田錦を100%使用しています。
また菊姫では、普通酒においても酒造好適米を使用しています。中でも、「淳」は日本で初めて山田錦を100%使用した普通酒として高い評価をいただいております。
菊姫は、今後も良質の原料米を使用することにこだわり続けます。 そして、それが良い酒を造るための基本であると考えています。
私たちがめざすのは、手本のない究極です、酒マイスター
日本酒は日本文化の華と言われながら、杜氏の高齢化と後継者不足により、年々蔵元数は減少の一途をたどっています。
こうした時代背景の中、菊姫が新しい時代の酒造りを担うスペシャリスト・酒マイスターの募集を開始してから39年目になりました。募集開始時、菊姫では20年後の姿をすでに予測し、その方策を考えていました。 「将来にわたり、一切の妥協を排した酒造りを続けていく」、そのためには今、何をしておけばいいのかを。その回答は人材育成、それも単なる研究者ではなく、蔵人でもなく、21世紀の新たなタイプの杜氏を育成することでした。
それは杜氏が培ってきた伝承技術としての酒造の勘を分析・ データ化し、企業ノウハウとして蓄積していくことでした。「時代が変わろうとも、本物の酒造りを追求する」を共通の目標に生き生きと活躍しています。 現在では彼らも各種データの分析から、力仕事も含めた造りの工程を実際にマスターし、酒造りの全体像を頭でも五感でも把握できるようになっています。こうして適材適所に配属された人材が各分野において指導的立場で動けるまでに育ち新たなマイスターを育成しています。
そして、いままた未来に向け、 菊姫の終わりのない挑戦は続きます。
商品詳細
日本酒:【菊姫 先一杯(まずいっぱい)】
濃醇旨口タイプが多い菊姫製品の中で、このお酒は旨口なのに軽やかで飲みやすい純米酒です。どんな食事にも合わせやすい、食中酒のオールラウンダー。
やさしい酔い心地で、「まず一杯」のつもりでも、どんどん杯が進みます。
炊き立てご飯を連想する香ばしさとバナナを連想する甘い芳香が穏やかに感じられ、小気味よい酸味と柔らかな旨味によって喉をスルスルと通っていきます。
産地:石川県
蔵元:菊姫合資会社
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
使用米:山田錦 (兵庫県三木市吉川町・特A地区産)
精米歩合:麹米・掛米 ALL65%
アルコール分:14%
熟成年数:1年前後
おつまみ:【からし風味奈良漬け】
うりは、塩漬け後酒粕に1年以上漬け込んでいます。漬込みの際に本来ならば取り除いてしまう酒粕を一緒に食べて頂くことを考え商品開発した逸品です。酒粕の発酵具合にこだわることで、濃厚でありながら繊細な風味が引き立つ品に仕上げになっております。ピリッとしたからし風味がアクセントとなっております。
製造地 :京都