2月、立春を迎え「春」の訪れ、新たな1年の始まりともいえます。まだまだ寒さが残りますが、少しずつ移り変わる「春」を感じながら、何かを始めるのも良いですね。
今月の「地酒倶楽部 蔵」は、北の大地:北海道「緑丘工房」地元:北海道の水、米を活かし、地の味に負けない酒造りから生まれました。今回はそんな中でも「チーズ」に着目した1杯。同じ北海道で造られた、旨味溢れるチーズと共にご賞味ください!!
[北海道]十勝 With Cheese Yerrow
[おつまみ]ベルネージュ
ストーリー
「食の王国」北海道
北海道の大きさは東京 ⇔大阪間を超え、千葉県から徳島県に届くほど。
日本の五分の一の面積に十以上の空港があり、食文化も様々です。
北海道の屋根・大雪山連峰の麓のまち「上川町」
NHK朝ドラ『なつぞら』の舞台・食の宝庫「十勝」
五稜郭がある文化・歴史の発祥地「函館」
三つの酒蔵は京都・静岡・長野と同じ距離に匹敵し「緑丘蔵」「碧雲蔵」「五稜乃蔵」と名付けました。全量 北海道産の酒造好適米100%ですが広大な北海道の空気と水の違いを感じる地酒、「食の王国」だけに許された酒造りに挑んでいます。
日本酒を活用した地方創生ビジネスのイノベーションを目指して。
全国的に日本酒の酒造会社、酒蔵は年々減り続けています。
2016年、日本酒の製造を休止していた三重県の酒造会社を、冬はマイナス20℃にもなる大雪山系の麓、豊富な天然水と広大な農地、そして年間約200万人が訪れる「層雲峡温泉」を有する北海道上川郡上川町に移転し、上川大雪酒造株式会社を設立しました。
2020年に十勝、2021年に函館と、酒蔵の無かった土地に酒蔵をつくり、地元に愛される地酒と共に、地域の活性化に寄与できるよう邁進しています。
これからも、その土地のこだわった素材で、世界に通用する日本酒(地酒)を醸し、『6次産業化地方創生ビジネス』のイノベーションを目指しています。
北海道産にこだわった酒造り。
日本酒は現在、特定の地域で作られた優良なブランドの酒造好適米を、遠隔地から購入して製造するのが主流です。
上川大雪酒造は、北海道産の酒造好適米と地元で採取される良質な天然水を原料に、地元産にこだわった日本酒を造ることで、北海道の地域ブランドを全国へ、メイドインジャパンを世界へ発信しています。
コンセプトは「普通に造る」こと。
目指すのは「飲まさる酒」。
上川大雪酒造は大きな仕込タンクは使いません。
手造りの伝統的な手法で一本一本のもろみを丁寧に仕込む、小仕込み・高品質の酒造りを行います。
極端なものではなく、普通に美味しいお酒。
より多くの人が喜んでくれる酒造りを目指しています。
※「飲まさる」とは北海道弁で「ついつい飲んでしまう」の意。
原料以上のものは造れない。
ここには最高の原料がある。
日本酒造りの原料は、水と米。
仕込み水は、万年雪を冠する大雪山系の湧水を源流とする、酒造りには理想的な約7℃の天然水。
酒米は信頼で結ばれた顔のわかる生産者のつくる、北海道産の酒造好適米「彗星」、「吟風」、「きたしずく」の3種を使用。
蔵を信頼してくれている生産者と、上川町の美味しい天然水に敬意をはらい、その土地で愛され根付いていく地酒を造っています。
五角形を有する家紋は、大雪山の「大」の文字、美しい雪、アイヌ文様をデザインモチーフに、日本酒の五味、甘・酸・辛・苦・渋を表現しています。
これから五十年、百年と美味い酒を醸し、地域で愛され受け継がれていく酒蔵のシンボルマークです。
商品詳細
日本酒:【十勝 With Cheese Yerrow 720ml】
低アルコール14度を感じさせない山廃らしいしっかりとした飲み応えに、乳酸菌由来のきめ細やかな酸が心地よく口中に広がり、チーズを味わう食中酒としてこの上ないバランスを生みだします。
後味スッキリ余韻が華やかなペアリングを是非お試し下さい。
産地:北海道
蔵元:上川大雪酒造
原材料名:北海道産米
精米歩合:80%
アルコール分:14度
おつまみ:【ベルネージュ】
「ベルネージュ」はフランス語で「美しい雪」という意味で、十勝平野に降り積もる白く美しい雪をイメージし造られたチーズになります。
北海道十勝産の生乳に生クリームを加えて製造された白カビタイプチーズです。
爽やかな生乳と濃厚なクリームのコクを引き出した贅沢な一品で、常温に戻してお召し上がりいただくと柔らかくクリーミーな食感をお楽しみいただけます。
産地:北海道
製造:十勝野フロマージュ
原材料名:生乳 生クリーム 食塩