この度は、蔵直®ワイン定期便にご入会、ご継続いただき誠にありがとうございます。当店の蔵直®ワイン定期便は、30年以上お客様にご愛顧いただいております、頒布会です。
マスター・オブ・赤ワインコースは、入手困難な珍しいワインを中心にご紹介する、トップコースです。(年6回お届けします。)
今月のマスター・オブ・赤ワインコースは、フランスのカンヌ沖の地中海に浮かぶ修道士の島で、奇跡的に栽培に成功したピノ・ノワール100%のワインをお届けいたします!
【 赤ワイン】修道士の赤 キュヴェ・サンサロニウス2022年
ストーリー
映画祭で有名なフランス・プロヴァンス地方のカンヌからフェリーで約20分。
地中海に浮かぶ小さな島サントノラ島には、西暦410年から存在する「アベイ・ド・レランス」という修道院があります。
「労働を神に捧げる」という信念のもと、修道士たちは一日に7回のお祈りの時間、教会関係者や各国の要人のおもてなし、そしてワイン造りを行っています。
修道士以外立ち入りの門を過ぎると、有機栽培で育てたぶどう畑が広がります。
ちなみにサントノラ島は歩いて1時間程度で1周できてしまう小さな島で、森林の中に大きな修道院があり、小さな教会が点在し、隙間を縫って数か所にぶどう畑があります。
青々と茂ったぶどうは一房一房手摘みで収穫します。
さらに、傷んだものや未熟なぶどうの粒はその場で全て取り除き、完熟した健康なぶどうのだけが醸造施設に運ばれ、タンクに入れる直前に再度2人がかりで選果作業が行われます。
本当にとても丁寧な作業であり、こうしてできるのが、まさに『神に捧げるワイン』なのです。
これらのワイン、もともとは非売品で島を出るのはカンヌ映画祭の晩餐会やローマ法王への献上など、この修道院の紋章を市のシンボルとするカンヌの特別な方にしかお譲りしないものでした。
しかし、日本とカンヌの国際交流をきっかけに、このワインが初めて島を出て日本に来ることになったのです。
初めて、このワインが島を出て日本に来る。その時の買付けの様子はカンヌタイムズの一面記事に取り上げられたほどです。
通常は入れない修道院や醸造施設にも入れていただき、彼らの真摯なワイン造りを見ることができ、ぜひにと日本への輸入を決めたのです。
また、日本で最も読まれているワイン雑誌『ワイン王国2024年1月号』にて、知る人ぞ知る、神に捧げられる神聖な修道士のワイン「アベイ・ド・レランス」をご紹介いただきました。
人気連載のひとつ、生産者とインポーターのパートナーシップを紹介する人気の連載「ロングパートナー」のコーナーで、10年以上に渡り一つのインポーターとお付き合いをしているワインの生産者をそのいきさつを含めて取り上げる記事です。
まもなくお付き合いがスタートしてから30年になりますが、これからもずっとこの素晴らしいワインを日本の皆さまにご紹介していきます!
商品詳細
【赤ワイン】修道士の赤 キュヴェ・サンサロニウス2022年
今から20年以上前に現地を訪問した際、「将来、このエリアにピノ・ノワールを栽培します。」と、栽培責任者の方が教えてくれた時、「こんなに温暖な気候で本当にピノ・ノワールが栽培できるの?・・・」と、半信半疑に聞いていました。
それから数年後、「やっとピノ・ノワールが出来上がりました。でも生産量が本当に少ないので、ヴィノスさんには120本だけしかお分けできません。」との連絡が入り、本当に驚いたことを覚えています。
温暖な地中海性気候でありながら、ぶどう畑は木々に守られ、常に風が吹き込み、真夏でも体感温度は低く感じるからこそ、冷涼な気候に適したピノ・ノワールの栽培に成功したのかもしれません。
初ヴィンテージから希少なワインをお分けいただけたのも、ひとえに支えて下さる皆さまのおかげです。是非、大ぶりなブルゴーニュタイプのグラスでゆっくりとお楽しみください。
味わい:ピノ・ノワールにしては濃い色合いで、アメリカンチェリーや熟したイチゴ、南仏らしいややスパイスのニュアンスも加わり、穏やかな酸味も心地よく、とても複雑です。濃縮した果実味や野性的な風味で余韻も長く、数年間熟成してからでも楽しめる1本です。
蔵元:アベイ・ド・レランス
産地:プロヴァンス地方 IGPメディテラネ
品種:ピノ・ノワール100%
ペアリング:マグロの漬け、ローストビーフ、白カビチーズや軽めのウォッシュタイプのチーズと一緒にお楽しみください。
最後に、次回5月のお引き渡しは、5月15日(木)の開始を予定しております。
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!