色々なことがあった2020年ですが、池袋駅周辺もイルミネーションが灯り、今年もいよいよクリスマスが近づいてきました。
毎年クリスマスはレストランで食事をしていたけど、今年は自宅で美味しい料理を造ってゆっくり過ごす予定、という方も多いようで、「家でゆっくり飲むのに、おすすめのシャンパーニュありますか?」という声が増えてきました。
「シャンパーニュ」は、スパークリング(発泡性)ワインの中でも、フランス北部のシャンパーニュ地方で、「瓶内二次発酵製法(=シャンパーニュ製法)」で造られるもののこと。
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クリスマスといえばやっぱり「シャンパーニュ」を思い浮かべる方が多いと思いますが、シャンパーニュ地方以外の国や地域でも、小さな農家たちがこだわりのスパークリングを造っています。
シャンパーニュ製法で造られるのはもちろんのこと、実はシャンパーニュと同等、いやそれ以上のこだわりを持って造られていて、味わいも素晴らしい。でも、お客様にはまだあまり知られていない・・・
そんなスパークリングワインが、南アフリカの「ノーブルヒル・ブラン・ド・ブラン」です。
今年一番大変だった国の一つが、南アフリカの生産者たち。
一時期は国内でのワインの販売が一切禁じられるなど、苦しい中でも頑張ってきました。
近年では、手頃で美味しいワインの産地として知られるようになった南アフリカですが、当店ではまだ日本ではほとんど知られていなかった約15年前に現地まで訪れ、それ以来長年にわたって取り組んできました。
このワインを造る「ノーブルヒル」も、その頃から10年以上の長いお付き合いがあります。
オーナーのクリスさんが、ぶどう栽培からワイン造りまで、全て自分の目の行き届く範囲だけで行っていて、自社ぶどうから手造りのワインを造る小さなクラフト・ワイナリーです。
「ノーブルヒル・ブラン・ド・ブラン」は、シャンパーニュ製法で少量のみ仕込むスパークリングワイン。
泡はきめ細かくクリーミーで、リンゴや柑橘のようなピュアで雑味のない果実味に、きれいな酸。
繊細なのに、余韻は長く続きます。
私もこれまで多くのシャンパーニュを飲んできましたが、言われなければシャンパーニュだと思ってしまうほど・・・
実は、単一年号、単一畑(それも、わずか1haという極小の畑)のシャルドネ種を使用しているというこだわりの一本で、全ての畑の中で一番初めに収穫を行い、シャンパーニュのようなフレッシュな酸を生かしたワイン造りを行っているのだそうです。
そして、24カ月間じっくりと瓶内で熟成。
補糖は一切せずに造るので、極辛口ですが、ぶどう本来の旨みをたっぷりと感じられます。
瓶詰めもクリスさんが一本一本手作業で行っていて、生産本数も本当に少ないクラフトワインです。
国内最大級のワインコンクール「サクラアワード」では、4,000本以上のワインの中からわずか1%のみが選ばれる最高賞ダイヤモンド・トロフィーを獲得。
現地のスパークリングワインのコンクールでゴールドメダル、著名評価誌『プラッターズガイド』でも5点満点中4.5点の高得点を獲得するなど、その味わいは世界のプロからもお墨付きです。
スパークリングワインの頂点といえば「シャンパーニュ」を思い浮かべる方が多いと思いますが、世界中でシャンパーニュに負けない質の高いスパークリングが造られています。
他にも、シャンパーニュを抑えて当店のスパークリングワイン部門人気No.1であり続ける「エクストレマリウム・カバ・レセルバ」や、
アルザスで150年以上続く小さな農家が、古木の有機ぶどうから造る「ボエケル・クレマン・エクストラ・ブリュット」など、
どれも、味わいもコストパフォーマンスも、シャンパーニュに負けていないと思います。 そんな農家のスパークリングワインをお楽しみいただけたらと、「農家のクラフトスパークリングセット」もご用意いたしました。
今年のクリスマスは、小さな農家が造るこだわりのスパークリングワインを、ぜひお試しください!