ワイン歴20年、ソムリエでもあり、飲食店等の営業職を経てワインのことはわかっているつもりだったのに、ヴィノスでオンラインショップに従事してから、毎日が驚きの日々でした。

が、オーストラリアの空港にもスーパーにも、カラブリアのワインはどこにも売っていない!!
その理由は、大量生産を行うオーストラリアの他ワイナリーと違い、質を重視したワインづくりを行ってきているから。
そして、ビジネスをする相手もきちんと顔が見える関係性だからなんです。
そんな、蔵元 「カラブリア・ファミリー・ワインズ」がプレミアムワインを造ろう、という想いで一番最初に造ったのが「スリーブリッジズ」シリーズ。
「スリーブリッジ」って、どういう意味があるのだろう?とずっと謎でした。
カラブリアのティスティングルームにあった一枚の絵、これが、スリーブリッジズの秘密だったのです。
「これは、ワイナリーの裏にある場所なんだけど、山の雪解け水が流れてくる2本の川が融合して一つになるから、橋が3本かかっていて、『3つ(スリー)の橋(ブリッジ)』とみんな呼んでいるんだ。
お爺さんがイタリアから移民してワイン造りを始めて、お父さんが資金を稼ぐために大手のボトル洗いまでやって、子供たちも皆で一つになってワインを造ってきた。
そのスタートの場所が、ここなんだ。
僕らにとって、ずっと通ってきたこの場所はとても愛着のある場所。
僕たち家族の“心そのもの“に近いから、最初のブランドにこの名前を名付けたんだ」
と当主ビルの息子アンドリューが話してくれました。
「プレミアムワインを造る」とひと言でいうのが簡単なのですが、
「スリーブリッジズ」シリーズをリリースするにも、それぞれたくさんのチャレンジがあったそうです。
■デュリフで辛口のプレミアムワインを造りたい!
スリーブリッジズ デュリフ
スリーブリッジズ デュリフ|ヴィノスやまざき|ワイン通販
デュリフという品種をご存知ですか?
ワイン好きの方でも、あまり聞いたことがない名前なのではないかと思います。
黒ぶどう品種「デュリフ」は、かつてオーストラリアで甘口ワインが主流となっていた時代に、甘口ワインを造る品種として栽培されていました。
ですが、カラブリアの本拠地グリフィスの温暖な気候でパワーを発揮し、ココアや黒い果実の風味を造り出す「デュリフ」のポテンシャルに気づいた当主ビルは、「デュリフで辛口のプレミアムワインを造ろう!」と決意したそうです。
でも、周囲には「そんなの無理だ」と言われたとか…。
それでも諦めず、質のよいデュリフを収穫し、パワフルな個性をよりひきたたせるために代々使っているコンクリートタンクを使って熟成することで、より魅力的な味わいに仕上がるそうです。
そうしてできたワインは、個性的なプラムとチョコレートの豊かな風味が溢れる、長期熟成にも耐えうる味わい!!
その品質は、権威あるストッダート・トロフィーなど、多くのトロフィーを獲得するほどです。
シドニー国際ワインコンペティションでは「最も成功したワイナリーまたはブランド」として評価され、ロバート・パーカー、ジェレミー・オリバーなど名だたるワイン評論家からも賞賛される1本。
ビルの強い想いが実を結んだ、家族が力をあわせて不可能を可能にしてきたカラブリアだからこそ造ることができた唯一無二のプレミアムワイン「デュリフ」、まったく無名な品種でありながら、ロングセラーな理由がわかりました。

スリーブリッジズ デュリフ|ヴィノスやまざき|ワイン通販
■バロッサー・ヴァレーで最高のプレミアムワインを造りたい!
スリーブリッジズ シラー/カベルネ・ソーヴィニヨン
スリーブリッジズ カベルネ・ソーヴィニヨン|ヴィノスやまざき|ワイン通販
スリーブリッジズ シラーズ 2021|ヴィノスやまざき|ワイン通販
■手頃な価格のデザートワインを!
スリーブリッジズ 貴腐ワイン
スリーブリッジズ 貴腐ワイン 375ml|ヴィノスやまざき|ワイン通販
■重すぎず、でも飲みごたえのあるシャルドネを!
スリーブリッジズ シャルドネ
スリーブリッジズのこれらのワインも、次回、ゆっくりお話しさせて頂きたいと思います。



新米買付隊Sachiの新しいワインの旅は始まったばかりです。