【食いしん坊Cookブログ】12月を華やかに彩る、修道士のワインと修道院のチーズレシピ

もう間もなく、当店でもこの時期にしかご案内できない、本当に特別なワインが到着します。
限られた方しか口に出来ない「修道士のワイン」です。(詳しくはこちらから>>

カンヌ沖の小さな修道院の島で、自給自足の生活を送る修道士たちは、睡眠・食事・お祈りの時間以外は「神に労働を捧げる」ために、ぶどう栽培とワイン造りを行っています。

巡礼者と自分たちのお祈りのために造るこの特別なワインは、商業用ではなく、もともとはこのワインを飲むためには、修道院に巡礼に行くしか方法がありませんでした。

25年前に初めて現地を訪れ、特別に輸入できることになって以来、長年の信頼関係を築いてきた当店だからこそ「ヴィノスのお客様は特別」と、現地でも一般には流通していない彼らのワインを、年に一度だけ、ほんのわずかのみ譲ってくださっているのです。

お客様に本当に良いワインをお届けしたい。
その思いで、この「修道士のワイン」のように、最初はとても輸入できないだろう・・・と思っていたワインも、日本のお客様にご案内してきました。

そして、本当に良い商品をお届けしたいという思いは、ワインだけにとどまりません。

当店はワインの専門店ですが、ただワインをご紹介するだけでなく、ワインのある生活の楽しさをお伝えしたいという思いで、ワインだけでなくチーズやおつまみなども、自分たちで味わいや造りを確かめ、こだわったものをご紹介してきました。

その直輸入チーズの中でも、特別な「修道士のワイン」とぜひ合わせてお召し上がりいただきたいのが、当店で10年以上直輸入してきた、修道士のチーズ「アベイ・ド・タミエ」

ヨーロッパなどの一部の国・地域では、今もなお修道士たちが昔ながらの造り方で、ワインだけでなく、チーズなどの農作物も造っていますが、「アベイ・ド・タミエ」も、その一つです。

かつては多くの修道院でワインやチーズが造られていましたが、今なお伝統的な製法を守り、受け継いできたところは、そう多くはありません。

このチーズが生まれるフランス南東部、スイスと国境を接するサヴォワ地方は、古くからチーズの名産地として知られています。その山奥にひっそりと佇む歴史あるタミエ修道院で、静寂の中、祈りを込めて17世紀から造り続けられてきたチーズが、この「アベイ・ド・タミエ」なのです。

その味わいは、モチモチとした食感に、ミルクの旨みがたっぷり。
クセや塩気は強すぎず、食べやすいチーズです。

もちろんそのまま食べても美味しいのですが、本日は12月の食卓を華やかに彩る簡単なアレンジレシピをご紹介いたします。

参考にしたのは、その昔、修道士が考案したといわれる素朴な郷土料理「マウルタッシェ(Maultasche)」。
ほうれん草や香料と一緒に挽肉を混ぜ、パスタ生地で包んだ一品で、例えるならイタリア料理ラビオリの特大サイズ。

一から造ると時間も手間もかかってしまうため、今回はスーパーで手に入る食材で代用しました。
お好きな食材を、このタミエ修道院のチーズ「アベイ・ド・タミエ」と一緒に包み込むことで、ご自宅でも簡単に美味しく造ることができます。



【材料】
アベイ・ド・タミエ 1パック
餃子の皮 1パック
ペトラリアEXバージン・オリーブオイル
お好みの具材(野菜、オリーブ、サラミ、缶つまなどでもOK)

【作り方】
1.アベイ・ド・タミエ、中に入れる具材を、一口大にカットする
2.アベイ・ド・タミエとお好みの具材を、餃子の皮で包む
3.オリーブオイルを熱したフライパンで軽く焦げ目がつくまで焼き、お好みでコショウをかけて完成!

本日ご紹介したチーズ「アベイ・ド・タミエ」をはじめ、ワインの生産者に紹介してもらった村一番の職人が造るパルミジャーノ・レッジャーノ36ヶ月熟成など、ワインにぴったりのおつまみが詰まったセットもご用意しております。

「修道士のワイン」「修道士のチーズ」の特別な組み合わせを、ぜひ12月のクリスマスシーズンに、ご自宅でお楽しみください!


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