いつもヴィノスやまざきをご愛顧いただきありがとうございます。
ワイン王国2024年1月号(12月5日発売)にて、知る人ぞ知る、神に捧げられる神聖な修道士のワイン「アベイ・ド・レランス」をご紹介いただきました。
人気連載のひとつ、生産者とインポーターのパートナーシップを紹介する人気の連載「ロングパートナー」(第43回)で、フランス・カンヌ沖の小島で修道士たちが醸す「アベイ・ド・レランス」を取り上げていただいております。
ワイン王国といえば、日本で最も読まれているワイン雑誌の一つ。
この「ロングパートナー」では、10年以上に渡り一つのインポーターとお付き合いをしているワインの生産者をそのいきさつを含めて取り上げる記事です。
当店にぜひ、とお話をいただいた際にも、直輸入開始から30年を迎える当社のお取り扱い蔵元は、そのほとんどが20年以上のお付き合いとなり、いったいどの造り手をご紹介しようか本当に迷いました。
ですが、今回本当に運命的に出会った、唯一無二の生産者として、この修道士のワイン「アベイ・ド・レランス」をご紹介させていただきます。
サントノラ島の修道院「アベイ・ド・レランス」とは?
映画祭で有名なフランス・プロヴァンス地方のカンヌからフェリーで30分。
きれいな海に浮かぶ小さな島・サントノラ島には、西暦410年から存在する「アベイ・ド・レランス」という修道院があります。
この修道院では、「労働を神に捧げる」という信念のもと、自分たちの手で自然に逆らわずにぶどうの栽培を行っています。
有機栽培で育てたぶどうを一房一房手摘みで収穫。
さらに、傷んだものや未熟なぶどうの粒はその場で全て取り除き、完熟した健康なぶどうの粒だけが醸造施設に運ばれます。
そして、できるのが、まさに”神に捧げるワイン“。
これらのワイン、もともとは非売品で島を出るのはカンヌ映画祭の晩餐会やローマ法王への献上など、この修道院の紋章を市のシンボルとするカンヌの特別な方にしかお譲りしないものでした。
しかし、日本とカンヌの国際交流をきっかけに、このワインが初めて島を出て日本に来ることになったのです。
初めて、このワインが島を出て日本に来る…
買付けの様子はカンヌタイムズの一面記事に取り上げられたほど。
通常は入れない修道院や醸造施設にも入れていただき、彼らの真摯なワイン造りを見ることができ、ぜひにと日本への輸入を決めたのです。
彼らのワイン造りを目にすると、ヴィノスやまざきの掲げる「利他の精神」の大切さをあらためて実感できる、唯一無二の提携先なのです。
穏やかな心地にさせてくれる「アベイ・ド・レランス」
白ワインの一部はフリーランジュース(ワインを絞らず、自然に溢れ出る果汁)で造られ、雑味が少なくピュアな味わい。
赤はピノ・ノワールなど、いくつかの品種を栽培していますが、シラー100%の「救世主」という意の「サンソヴール」は、スパイスやハーブの香りは抑えめで、果実味がきれいな味わいです。
どのワインを飲んでも穏やかな心地にさせてくれるのが特徴です。
この年末年始、クリスマスに絶対に味わいたい「アベイ・ド・レランス」。
一年を振り返りながらお召し上がりいただくのにこれほどふさわしいワインはありません。
もちろん、お分けいただける数には限りがあり、どれも数量限定ですので、ご興味がある方はお早めにお求めいただければと思います。