ボルドーに負けない!?赤ワイン、ブルゴーニュマニアが唸る!?白ワイン

25年前に輸入した時、赤はまるでボルドーの高級赤ワインのような風味、そして白はブルゴーニュ、いや「ムルソー」のようと、多くのプロの方やワインマニアの方を魅了してしまったのが、南フランスのシャトー・ド・ペノティエ。

 以来25年以上に渡り、多くのワイン愛好家に愛される蔵元の一つとなりました。

 

ラングドック地方「カバルデス」の地に1620年設立して以来、ロルジュリル家が代々シャトーを継承し、ワイン造りを行うラングドック地方で最も古い老舗蔵元です。

曾祖父さんは、ベルサイユ宮殿にワインを収めたこともあるという、歴史と高級感溢れるワインを作っている家族経営のシャトー。

実は、彼らがワイン造りを行うラングドック地方「カバルデス」の赤ワインは、ボルドーと南フランスの品種をブレンドしても原産地呼称が名乗れる、非常にめずらしい生産地。

ボルドーと南フランスの二つの気候が交じり合い、やや標高の高い区画のぶどうを使うことで、温暖な気候の南フランスでありながら上品な酸味を生み、ここでしか生まれない唯一無二のワインが誕生します。

そして、代々続く元貴族の家柄。
使う樽もボルドーやブルゴーニュの高級ワインと同じ品質の樽を使用。
ブラインドティスティングでは、多くのプロが赤はボルドー、白はブルゴーニュと間違える程の味わい。

当主であるマダム・ミラン・ロルジェリルは、ヴィノスやまざきの買付隊長・種本祐子の国を超えた親友。
若い頃は激しくディスカッションをしたこともあったようですが、ラングドックワイン委員長を女性で務め、さらに品質をあげたい、という時に、ヴィノスやまざきに相談があったのです。

そこで、ヴィノスやまざきの旧知のムーラン・オ・ーラロックのエルベ氏の、なんと小学校時代の友人でもある、シャトーペトリウスの元醸造長、パトリックレオン氏をペノティエに紹介。
その後ペノティエは、一気に高級ワインを造るシャトーとして認められたのです。

パトリックレオン氏亡き後も、彼の技術と情熱を継承した醸造チームが、今の時流に合った、複雑で高級感溢れるこだわりのワインを造っています。

 

毎年のように訪問する現地でのテイスティングは、当店買付メンバーとペノティエ当主との真剣勝負。当店のお客さまに合ったワインを見出すために、テイスティングを繰り返し行います。

その結果、2022年にシャトーで開催された、ペノティエ設立400周年記念には、日本を代表してヴィノスやまざきが招待され、
「南フランスに人生をかけたのよね。」
と、私、鶴見がヴィノスを代表してパーティに参加させて頂きました。

 

■シャトー・ド・ペノティエ・赤・樽熟成 2018

 シャトー・ド・ペノティエ・赤・樽熟成 2018|ヴィノスやまざき|ワイン通販

カバルデスという原産地呼称を名乗れる、この赤ワインには、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラー、グルナッシュが使用されています。

 2018年ヴィンテージは、まさに今飲み頃。
赤黒く熟した果実と南フランスのハーブやスパイスの香り。
口の中では、ベリーやほのかなチョコレートのような風味を感じます。
豊かな果実味に上品な酸味、柔らかな渋味、木樽の風味が複雑に溶け込み、余韻も長く感じます。

 

このワインが到着した時に、日本を代表する大手ワイン会社のシニアソムリエの方が、是非ヴィノスのワインを全て試飲したいとおしゃられ、試飲会が開催されました。
その時に「ヴィノスのワインで一番おいしい!!」と感動されたワインでもあります。

ハーブやスパイスを使った肉料理、ハム・サラミやソーセージ、カスレ(白インゲン、数種類の肉類、香味野菜やトマトペースをオーブンで焼き上げた郷土料理)とご一緒に。熟成したハードタイプのチーズとも相性抜群です!

 

■マルキ・ド・ペノティエ・シャルドネ・樽熟成 2022

 
マルキ・ド・ペノティエ・シャルドネ・樽熟成 2022|ヴィノスやまざき|ワイン通販

2022年にシャトーで開催された『ペノティエ設立400周年記念』の晩餐会にて、フランスで最も有名なワイン専門誌の編集者が、
「このワインの価値は、今の価格の23倍はしますね。」
と、興奮気味に話していました。

美食家でもあり、有名な放送作家の方が、
「まるでムルソーのようだ!」
と、雑誌記事の中で書いておられたのを見た時に、ラングドックワインの地位がここまで上がり、南フランスに人生をかけた私としては、胸が一杯でした。

やや標高の高いエリアのシャルドネを100%使用し、フレッシュなトロピカルフルーツの香りに穏やかな木樽の香りも混ざり合い、口に含むと、南仏ワインでは失いがちな酸味もしっかりと感じ、とても上品。
ブルゴーニュとナパの中間的なイメージの味わいです!

野菜とキノコのオリーブオイル炒め、ハーブの効いた鶏もも肉のオーブン焼き、グラタンとともに。
白カビチーズやセミハードタイプのチーズにもとても合います。

 

ヴィノスやまざきに就職してから24年。
ヴィノスのワインに魅せられて銀行からワイン業界に転職し、南フランス・ラングドック地方までワイン留学してしまった、「南フランスに人生をかけた」私、鶴見が、「南フランスで最も高級感のあるワイン」だと、自信を持って言うことが出来ます。

ボルドー派の赤ワイン好きや、ブルゴーニュ派の白ワイン好きな方々に、是非お試し頂きたいワインです。

人生を南フランスにかけた
ヴィノスやまざき買い付け隊
鶴見 明

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