5月も半ばを過ぎ、青空もまぶしく若葉の緑が目にしみる季節となりました。
ヴィノスやまざきでは、少しずつ遅れていた入荷便も到着し始め、これからの季節におすすめのワインをご紹介させていただいております。ぜひ、各店舗、WEBショップをのぞいていただければ幸いです。
今月のこだわり赤ワインコースは、南フランスで新酒（ヌーヴォー）の匠の蔵元が古木の樹のぶどうで極少量だけ造った、南仏らしい果実味とコクを楽しめる赤ワインをお届けします！
入荷の関係でお引渡しが遅くなり、大変申し訳ございませんでした。
オー・マリー2020年
ストーリー
このワインを造るのは、南フランスのラングドック地方でぶどう栽培からワイン造りまで行う家族経営の蔵元「シャトー・ラ・グラーヴ」です。
ラングドック地方と言えば、当店が1994年にフランスワインの直輸入をスタートしたワイン産地です。地中海性気候で年間を通して温暖な地域で降雨量も少ないので、乾燥した畑の手入れはとても大変ですが、地中深く伸びたぶどうの根はミネラルや養分などを吸収し、ワインに品質に良い影響を与えています。
そもそもの出会いは、当主オロスケットさんの叔父様が造るワインが当店で大ヒットし、完売が続いたため、甥である彼が「自分のワインの味も試して欲しい！！！」と、連絡をくれたのがきっかけです。
今から20年近く前のこと。
彼が造るワインは果実味がたっぷりで、とにかく美味しくて、しかも安い！輸入当初は叔父様のピンチヒッターのつもりでしたが、今では当店の人気蔵元の一人になりました。
毎年のようにぶどうの収穫時期になると、買付隊が現地を訪問し、彼に無理難題を投げかけていますが、実直に、しかもこだわりを貫きながら、次から次へとそれらを解決していってくれるのです。
ヌーヴォー（新酒）もその一つ。
収穫前にぶどう畑で実際にぶどうを食べて、その完熟度を確認したり、収穫直後や発酵中の果汁をタンクから直接試飲したりと、当店買付隊も蔵元と一緒になって、品質向上のためにできることに取り組んでいます。
そのおかげもあり、地元でヌーヴォーコンクールを開催されていた時代は何度も金賞を受賞し、またヌーヴォー解禁日の前後になると、地元の新聞やテレビの取材が殺到することもありました。
もちろん、ヌーヴォー以外のワインも本当に素晴らしく、例えば、樹齢80年を超えるような古木の樹のぶどうも使い、超高級なフランス産の新樽で熟成させた白ワインは、さまざまなワインを飲み尽くしたワイン愛好家たちをも唸らせる1本でもあります。
この【オー・マリー2020年】は、約40年近いワイン造りのキャリアの中で、2004、2005、2010、2015、2020年の良年にしか造られず、生産量も僅か2000本程度の限定品です。
所有する中でも最も樹齢の古い区画のグルナッシュ種を主体に、シラー種を少しだけ加え、ぶどうの持つ果実味を出すために、あえてステンレスタンクで熟成させました。
「幼い時からぶどう畑と醸造所を行き来し、あたりを歩き回っては、ポンプを移動したり、ぶどうの枝を取り除いたり、タンクの中に入っているぶどう品種の名前を書いたりと、周りの大人がすることを真似していた。時間が過ぎ気が付いたら、自然といろいろなことを学び理解していた。ぶどう農家になるのはとても自然でした。」というオロスケットさん。
このワインを造る、ドメーヌ・ラ・グラーヴのオロスケットさんからメッセージが到着しました！
商品詳細
【シャトー・ラ・グラーヴ オー・マリー2020】
味わい：濃いルビー色からも感じるように、ラズベリーやプルーンのような黒果実の風味に南フランスらしいハーブやスパイスのニュアンスも加わります。口に含むと濃縮した果実味としなやかな渋みを感じます。
蔵元：シャトー・ラ・グラーヴ
産地：フランス ラングドック地方ミネルヴォア
品種：グルナッシュ主体、シラー
ペアリング：牛肉のステーキ、ハンバーグ、サラミ、ブルーチーズ
最後に、次回6月の店頭お引き渡しは、6月22日（土）の開始を予定しております。
（発送は22日以降のお届けとなります。）
※入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
