暑さが一段と強まる季節となりました。今年は昨年に引き続き酷暑が予想されるとのことですので、熱中症には十分気をつけてお過ごしいただければと存じます。
ヴィノスやまざきではそんな暑さを吹き飛ばす、夏の新酒が南半球から到着する季節となり、本格的な夏の到来を感じております。
夏のギフトや帰省時のお手土産にもおすすめの商品も続々入荷しておりますので、ぜひお店やWEBショップをのぞいていただければ幸いです。
今月の銘醸赤ワインコースは、ナパ・ヴァレーの中でも山の斜面のぶどうを使用して世界レベルのワインを造る蔵元の希少なオールドヴィンテージをご用意しました。
当初予定商品の入港の関係でお引き渡し月の変更が発生し、申し訳ございませんでした。
赤：ヴィンヤード７＆８ ”７” カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー
ストーリー
出会いは、ナパ・ヴァレーの蔵元ウォーターストーン・ワイナリーのブレントさんがきっかけです。
ウォーターストーンのワインは当店でも長年の人気ワインですが、日本のお客様にもっとナパの小さな造り手を知ってほしいと、様々なワイナリーをご紹介いただいております。
そんな彼が今から10年ほど前に、「ぜひ紹介したい、今注目のプレミアムワイナリーがあるんだ！」と私たちとこの蔵元を引き合わせてくれました。
このワインを造る蔵元「ヴィンヤード７＆８」は、小規模ながら素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨンの造り手として、現地でも注目されるワイナリー。
※エステート ディレクター兼ワインメーカーの二代目ウェスリー・ステフェンスさんは、かつては超高級ワイン「ハーラン・エステート」や「ボンド・エステート」でも醸造チームの一員と活躍したとのこと。
彼らがぶどうを育て、ワイン造りを行うのは、大手ワイナリーが居を構える谷底の平地ではなく、ナパ・ヴァレーの中でも山の頂上付近でワイン造りを行う、山カベのスペシャリスト。
特に、カベルネ・ソーヴィニヨンの名産地として近年注目されるスプリング・マウンテン・ディストリクトの頂上近くの自社畑から数万円級の有名カルトワインにも負けないワインを造りだします。
このエリアは、標高が高い分、谷底よりも若干気温が低く、年にもよりますが、2－3週間遅く収穫することができます。
そのため、凝縮した香りが感じられ、タンニン（渋み）が豊富で、酸も乗った偉大なワインができます。
しかも、霧の影響を受けないため、豊富な日照量を確保することもでき、しっかりと完熟したぶどうに仕上がります。
ボトルからわかる通り、数字をテーマにしており、西洋文化では「7」は幸運の数字であり、「8」は東洋文化で繁栄と幸福を意味することに由来しています。
そんな彼らから、蔵元にライブラリーストックとして貯蔵されていた、熟成酒を定期便のお客様のために特別にお分けいただけました。
2005年は、ぶどうの生育が順調で、逆に適切な間引きを行い、収量を制限することが成功に最も重要だったとのこと。
その後の成熟期は暖かく、日照に恵まれたことで、しっかりと完熟した凝縮感のあるぶどうを収穫することができました。
出来上がったワインは素晴らしく、チャーミングで、リッチでありながらバランスの取れた上質なタンニンを持つものになりました。
さらに、フレンチオークの木樽（75%新樽）で18ヶ月熟成することで、素晴らしいポテンシャルを持ったワインに仕上がりました。
当初は渋みが強く前面に出た味わいでしたが、約20年の熟成を経てまろやかな調和を生み、今まさに飲み頃の一本となりました。
ウェスリーさんからのメッセージをぜひご覧ください！
商品詳細
赤【”７” カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー】
味わい：エネルギー、風味豊かな赤ワイン。十分な骨格があり、素晴らしいボルドーのようなエレガンスと純粋さが特徴です。タンニン（渋み）はワインに非常によく溶け込んでおり、エスプレッソやカシス、鮮やかな赤い果実の風味を示し、フレッシュさによって引き立てられます。熟成により、角が取れ、飲み口の柔らかさ、丸みと長い余韻を感じる一本に仕上がりました。
蔵元：ヴィンヤード7＆8
産地：カリフォルニア ナパ・ヴァレー スプリング・マウンテン
品種：カベルネ・ソーヴィニヨン100％
ペアリング：熟成した牛赤身肉をシンプルに、熟成したワインの繊細な香りと風味に合うように柔らかく繊細なチーズに合わせて
最後に、次回８月のお引き渡しは、８月１５日（木）の開始を予定しております。
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう！
