時が経つのも早いもので、もう11月も半ばを迎えました。
まもなくボジョレー・ヌーヴォーも解禁となり、これからのシーズンは今まで以上にワインに触れる機会が増えてきますが、ワインのご用意は整っていますか。
ヴィノスやまざきでは12月にかけて、蔵直ワイン30周年を締めくくるべく、さまざまな国・産地から、こだわりのワインが続々入荷いたします。
ぜひ、このチャンスを逃すことなく、蔵直ワインをお楽しみください!
今月のこだわり白&スパークリングワインコースは、ボルドーの大人気蔵元、シャトー・ド・レイニャックが造る最新ヴィンテージの白ワインをいち早くご紹介します!
白:レイニャック白 2022年
ストーリー
今から25年以上前、ボルドー地方に面白いワインがあると知人から聞き、シャトー・ド・レイニャックを尋ねました。オーナーは実業家でもあるイブ・ヴァテロ氏。
「グラン・ヴァンに負けないボルドーワインを造る!」
「産地にこだわらず、最高のテロワール(土壌)で、今までの常識を打ち破るワインを造る!」
広大なボルドー地方の中でも無名なエリアにありながら、粘土石灰質の右岸地区と粘土砂利質の左岸地区の特徴を持った銘醸畑に目を付け、1990年にシャトーのオーナーになりました。
1996年に誕生した赤ワイン、レイニャックが初ヴィンテージながら、当時世界で最も影響力のあるワイン評論家であったロバート・パーカー氏から90/100の高得点を獲得し、ボルドーワインに新風を巻き起こしました。
もちろん、最大の努力は惜しまず、マイクロクライメイト※が良いと聞けば、自分の敷地に湖を掘ってしまい、また「長く熟成しなければ美味しくないボルドーワイン」というイメージを覆すため、熟成中に樽をまわす醸造技術「オクソラインシステム」を採用して品質へのこだわりを見せるなど、その徹底したこだわりには、脱帽せざるを得ませんでした。
※川、谷、森林などの自然の影響で、狭い範囲でも局所的に気候や土壌といった環境が変わることを言う。
ついに、レイニャックは2004年に開催された、世界的ソムリエが審査するワイン&スピリッツのブラインドテイスティングで、5大シャトーや他有名シャトーに圧勝し、ボルドーワインのトップとなりました。
過去、ヴィノス買付け隊が訪問した時は、5大シャトーのシャトー・ラフィット・ロートシルト1999年やシャトー・オーブリン2001年と同ヴィンテージのレイニャックのブラインドテイスティングを行いましたが、2回とも半数以上の買付け隊が見事に間違えてしまったほど。
そんなヴァテロ氏が、僅か約3ヘクタールの白ぶどう畑から、毎年少量の白ワインを生産しています。
かつては有名ワイン評論家から、シャトー・オー・ブリオン・ブランやパヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴーなど、数万円から数十万円する白ワインを含む『ボルドーの白ワイン6指』の1本とまで言わしめたほどです。
フレッシュな酸味と繊細な旨味を抽出すべく、ワインの発酵中に内部で自然対流が発生し温度が安定する、卵型コンクリートタンクも一部使用しています。
商品詳細
白【レイニャック白 2022年】
当主ヴァテロさんが自信を持ってリリースした最新ヴィンテージ2022年は、酸味とコクを合わせ持つ、バランスの取れた出来栄えです。
味わい:レモンやグレープフルーツのような柑橘系フルーツ、白桃や洋梨のような優しい果物のニュアンスも感じます。口に含むとフレッシュでありながら、クリーミーで時間の経過とともに複雑で重みのある風味が加わり、とても長い余韻も感じることができます。
蔵元:シャトー・ド・レイニャック
産地:ボルドー・シューペリウール
品種:ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリ、セミヨン
ペアリング:天ぷら、焼き鳥(塩)、フレッシュチーズ等に合わせてお楽しみください。
最後に、次回12月のお引き渡しは、12月15日(日)の開始を予定しております。
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!